観光地化してしまうと、魂胆が見えすぎてしまうのが、どうなんだろうー?

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    今回の中国レポートは田子坊 (泰康路)です。






    昔の上海観光名所というと、ガイドブックなんかに載っていたのが豫園商場
    とか外灘くらいだったのですが、今はあちこちに新名所が出来ています。
    ちょっと前だと「新天地」でしょうか。
    1920〜30年代に建てられたモダンな雰囲気の 「石庫門住宅」 を再開発した
    ようで、レンガ造りがお洒落です。生演奏を楽しむことが出来るクラブもあっ
    て、僕が行った時はフィリピンバンドでした。
    ボーカルのお姉さんに「日本から?」って聞かれ「東京のクラブで歌ってた。」
    というような会話を楽しんでました。この新天地のクラブの雰囲気は僕が体験
    した30数年前の東京赤坂六本木の情景でありました。
    中国人のめっちゃ可愛い女の子がいて、その横には欧米人のかっこいい男性が
    いて、その周りには中国人男性のどちらかと言えばあまりかっこ良くない男性達
    が取り囲んでいるのですが、欧米人はどちらかと言うと不良外人風でお金も持っ
    てなく、周りの中国人男性はお金が有り余っているという感じなんですね。
    女の子と不良外人は多分お金は支払わなくって、周りの中国人男性のお金持ちが
    面倒を見ると言う構図は、中国人を日本人に変えれば30数年前の日本だなぁー
    と昔を思い出していました。まぁー僕の立場は昔も今も傍観者なんですけどね。
    今の日本ではこのような情景は見かけないし、上海もその内卒業するんでしょうが、
    この情景はまたアジアの新興国で出くわすのかもしれません。
    ベトナムかな?タイかな?インドかな?











    田子坊は何年も前から、中国の友人に連れて行ってあげようって言われてたんですが
    なかなか行く機会がなく、ようやく今回は上手く時間がとれました。
    前から行きたいと思っていたので期待していたのですが、もっと前に行っておくべき
    だったと感じました。日本の高山、倉敷や小布施のように最初は風情があったのに
    観光客がたくさん行き出すと、観光地化してしまって興ざめしてしまうことってあり
    ますよね。日本より数倍、いや数十倍商魂逞しい中国では極端で「来なきゃよかった」
    と思ってしまいました。このエリアはまだまだ増殖しているようですが、嘘っぽさが
    拡大して行くだけなので、僕にとっては「もういいかなぁー」でしたし、もっと前に
    来ていればラビリンスに見えたかもしれません。ブームが去って廃墟に近くなって来
    ると哀愁が漂って、もう一度行ってみたい戸思うかもしれません。
















    地元の人の生活感があって、観光客があまり出入りしてないしっとりしたところが
    上海にはまだまだいっぱいあるのですが、僕のお気に入りは旧フランス租界近辺で
    しょうか?街路樹があって日本で言えば原宿に昔あった同潤会アパート付近に感じが
    似ていると思います。小粋なお店がチラホラあって観光客相手というお店ではなく
    地元の人達御用達のお店だから、価格も納得出来るものもあります。
    今から150年程前の魔都と呼ばれた極東一の大都市を想像しながら歩くのも良いのでは
    ないでしょうか。

    電脳街のお話をもう一つ。

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       以前のブログで地下鉄 徐家匯站(Xujiahui)近辺に電脳街があるってお知らせ
      しましたが、そこよりもっとディープで怪しく、結構中古品も扱っているところが
      あって、そこは宝山路と言いましてね、秋葉原のアーケード街を彷彿させる市場で
      あります。ビル丸ごとの売場ではなくて、アーケード市場街で面で広がり、通路が
      迷路のように入り組み、同じような店、同じような商品が並んでいるので、方向感覚
      が狂ってしまうんです。迷宮に入り込んでしまって、2度と現実に戻れない雰囲気
      を持っている素敵(?)な街です。あまりに広いので何処から見れば良いのかわか
      らなくなってしまうし、買うつもりがないとタカをくくっていると、怪しい商品群に
      心が動いてしまうのも、この街の魅力。手荷物と財布はしっかりと管理をしていないと
      いけないんですが、心は舞い上がってしまって、つい気が抜けてしまうところが余計に
      怪しさを醸し出しています。
      電脳街と言えども玩具、眼鏡、文具、時計、オーディオ等も同じゾーンに入っているし
      別のゾーンに行けば、生活用品、自動車バイク関連部品、建築資材というようにカテ
      ゴリー別におおよそのゾーンで分かれているので、必要なものがあればそのカテゴリ
      ーの中で、新品、中古品から偽物までと、これでもかという程、そろえられます。
      もし上海で事務所をつくらなければいけなくなったときに、安上がりに事務所の備品
      を調達するにはここで殆どの商品が調達出来ますが、駄目元の精神とおおらかさがあ
      ればお勧めいたします。
      ここでもMac関連商品の人気は高く、店のあちこちにラインナップされていました。
      中古も新品と名ばかりに高く売られていますが、Mac自体は中古であれ、新品であれ
      日本で購入した方が安いはずで、購入するならMac 周辺機器でしょう。
      オーディオ関係でマニアに人気の真空管アンプも1,000元から購入できる。日本円で
      1万3千円程度ですが、真空管も小さくて、いまいちだし、どうせ購入するなら4,000
      元クラスがお勧めです。真空管も大きくたくさん付いているので、真空管の明かりに
      癒されたい御仁向きで、本当の音の良さよりはこの辺のノスタルジアの効果が高い気
      がします。音は最新のUSBオーディオアンプの方がいいですよね。
      ただし、真空管アンプは凄く重くて(16キロ程度)帰路の飛行機は重量オーバーにお
      気をつけください。

      2001年頃から僕は上海に出入りしていますが、その頃には上海襄陽服飾礼品市場とい
      うのがあって、まさしく偽物市場でありました。ありとあらゆるブランド品の偽物店
      が軒を重ね、目利き力を高めるトレーニングが出来るのですが、目利きと言っても基
      本的に本物の商品はないので、いかに本物に近くてリーズナブルかということをもって
      目利きの判断基準になるんですね。(これは僕の基準です。)
      2006年6月末に閉鎖されましたが、淮海中路の近く旧フランス租界界隈の外国人が多い
      場所ではさすがに目立ち過ぎだったんでしょうか。2002年に僕が企画をした上海印刷
      事情見学ツアーにも、この襄陽服飾礼品市場は入れていましたし、参加者の皆さんも土産
      にたくさん購入されていましたが、宝山路はここを思い出してしまいました。
      上海に来だした頃のホテルが上海東湖賓館だったのも襄陽服飾礼品市場を印象深いものに
      しているのですが、何せ襄陽服飾礼品市場が直ぐ近くなんですね。時間の空いた時に良く
      行っていたのですが、ここでも迷路になっていて、お気に入りのところに再度行けなか
      ったことが良くありました。
      東湖賓館は元中国マフィアのお屋敷を改装したホテルで、趣きのあるホテルでした。その
      近くに大江戸という日本料理屋さんがあって、衛 慧著 桑島道夫訳『上海ベイビー』の
      文中にも出てきています。1999年の上海を舞台にした小説で僕が上海に行き出した頃と
      リンクしていたし、僕が出没していた場所も同じようなところだったので、読みながら
      情景が浮かんで読み易かったですね。上海の側面を観るには良い読み物ですし、その当時
      でも決して誇張して書かれているとも思いませんでしたが、中国国内では性的描写が問題
      になって発禁処分を受けたようですが、これも中国を知るというところではお勧めです。
      今の上海の状況はこんなもんではないんですがね。


      中国人もリンゴを食べ出した。

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        中国人もリンゴを食べ出した。

         中国に行った時に必ず立ち寄るところが電脳街。
        ビル丸ごとパソコンから関連部品まで、これでもかというくらいに並んでいる。
        同じ商品を隣の店でも売っているし、良く商売が成り立っているのだが、そこは
        中国で横の連携は取れているし、品切れの時には融通しあっていて秩序が保たれ
        ているのが不思議だ。「こういう商品が欲しいんだけど」なんて言うとそれはあ
        そこの店においてあるからと、連れて行ってくれたりと、客のニーズは自分達の
        仲間内から取りこぼさないという商魂逞しいさまを体験出来たりする。これもお
        互いの貸し借りが存在するだろうし、自分のところにない商品だと電話をかけて
        持って来るよう指示をだし「こちらには直ぐに持って来るからちょっと待ってて
        ね。」と一度捕まえた客は離さない哲学というかしつこさがある。
        直ぐではなくしばらくすると、ビニールの袋にこちらの希望の商品を何種類か入
        れてお兄さんが持って来る。ちゃんと伝票の受け渡しをしているので、取引にな
        っているようだ。ここからが値段交渉になるわけだが、たかだか日本円にすると
        何百円の商品をああでもない、こうでもない、そしたら2個買うからとかいって
        大げさにいうと「そんなに安くすると、人生の絶望だ」というようなやり取りを
        しながら買うのであるが、その時間計算をすれば、すんなり買ってしまう方が結
        局は安いのだが、これも楽しみの一つである。


         





        2年半前に行った時にはアップルの商品と言うのは音楽プレーヤーのiPodの偽物
        が主流でノートパソコンのカバーがあるくらいだったが、時代は変わったようだ。
        上海には正規のアップルストアが何件あるのかは知らないが、電脳街では正規店
        風の店舗も多数あり、本物かどうかはわからないがアップル製品が本物風も含め
        て数多く売られている。なんと言ってもiPhoneの人気がアップル製品の人気をひ
        っぱっているようで、本物のiPhoneを持つことがステータスのようにみえる。
        普段アップルを使っているので、この光景は嬉しくなる。中国の場合、この商品
        が売れるとなると、あっという間にその関連のお店が増える。実に流行に敏感だ。

        iPad商標権問題でアップル社が唯冠グループに敗訴した時には、日本から中国に
        iPadを持ち込む時に空港で没収されるとか、そんな噂がまことしやかにささやか
        れていて、中国出張の時のことも考えて MacBook Pro にした方が良いのかなぁー
        なんて思っていたのだが、上海南京路の巨大アップルストアに行ったときなんかは
        iPadのまま売っていたし、黒山の人だかりの凄い人気で、商標権問題ってあるの?
        という感じであった。iPhoneや正規品のアップル製品を安心して購入出来るお店は
        正規アップルストアしかないし、中国人の皆さんもどうせなら正規品を買えるのは
        ここだけと理解しているので、ここが商売繁盛するのである。
        中国人の皆さんが商品を購入する場合、実際に自分で確実に動くことを確認し、そ
        の場で梱包してもらって持って帰る。奥に持って行かれて、梱包されると別の商品
        に差し替えられることを防ぐ理由だが、これくらい用心深くて相手を信用していな
        い。アップルストアだとこの辺の心配は無用というわけだ。

        昔ならウインドウズマシン一辺倒だったものが、おそらくiPhoneの出現でリンゴに
        手を出し始めたのだと思う。アンドロイドスマートフォンだと他の人と差別化が出来
        ないし富裕層にとってMacを持つことは格好の自己主張のツールなんだろう。

        僕の持つ中国携帯はフィリップスの携帯電話だが、2年半も使用してなかったので
        電話番号自体が消滅していて、中国移動で新しい電話番号を買った。以前の番号は
        中国国内から海外にかけることの出来る登録をしていたので便利だった。その手続
        きは保証人とかの問題で大変だし中国国内専用の番号にした。そのとき店内を見回して
        いたが、普通携帯は全く置いてなくすべてスマートフォンだった。中にはiPhoneに
        そっくりなものもあったし、200から300元のことだし買い替えようと思ったけど
        出張時だけでそんなに使わないし、このままの携帯電話でいいかと使っている。
        日本で使わなくなった、iPhone3Gなど中国では高値で売れるし、何せ本物の強みを
        発揮出来る。僕も今度行く時には中古のiPhoneを仕入れて現地で SIM Free 化して
        もらって使おうかと考えている。それを中国で使えばセレブの仲間入りかな?






        中国のユニクロと無印良品のタグについて

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           中国のユニクロと無印良品のタグについて 

          上海地下鉄の徐家匯站(Xujiahui)近辺は家電製品やパソコン関係のお店が
          たくさん入っているビルがあって、いわゆる電脳街といったところ。
          若い人達が沢山集まるところには当然ファッション関係や飲食関係も集まってきます。
           ユニクロはファッション関係のビルの中にあり、無印良品は電脳ビルの地下に
          あったように記憶しています。
          この地下街には日本からのお店も多く入居されていて日本ゾーンの一角をなしています。
           両店舗とも日本のラインナップを日本のように売っていて、日本の店舗との違和感は
          そう感じませんでした。
           ごく一部の中国の方に両店の感想を聞いてみると【ユニクロ】の方がわかりやすくて
          買いやすいようです。ユニクロはどちらかと言えばGAPを代表とするアメリカンカジュ
          アル路線で、【無印良品】は「訳あって」の部分が日本独自の感覚で、同じシンプルを
          売りにしていてもユニクロとは違うところで、「訳あって」の意味が外国の方にはよく
          解らないと言われる所以ではないのでしょうか?

           日本システムの中の問題点を解決する為の「訳あって」を、外国、得に中国にこの
          「訳あって」がどこまで当てはまるかが難しいところで、このあたりが文化の違いを
          商品に反映させる難しさを感じるところです。

           さて表題のタグの件ですが、ユニクロは中国語表記のタグ、無印良品は日本語のタグ
          そのままの裏面に中国価格がシールで張り付いてます。
           表を見れば日本での販売価格がわかりますし、レートを計算すればこれが日本より
          高いか安いか理解できるのですが、中国人女性曰く「これちょっと馬鹿にしていない?」
          とのこと。だいたい、両店とも中国の販売価格は日本の価格のおよそ1.5から1.3倍で
          販売されているのだけれど、このタグのつけ方は僕にも理解できないところ。
          無印良品のことだから「訳あって」このようにしているんだろうけど、
          この「訳あって」を知りたいものです。


          約2年半ぶりに中国を訪問しました。

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            約2年半ぶりに中国を訪問しました。  
            日程は4月5日(木)から11日(水)までの1週間で、上海と大連の2都市でした。
             主な目的は上海で展示会用ノベルティとして製作しているPOST IT風付箋の検品と
             3DCGの打合せの一人旅であります。 
            (私が中国国内を何不自由なく移動出来る程の語学力があるかと言えばNOでありま
            して、 すべて以前おつきあいのある中国人か弊社に勤めていて中国に帰国している 
            中国人の皆さんにお付合いしていただいたからなんです。) 

            展示会のノベルティについて

            展示会でお配りするノベルティの選択って意外と難しいものであります。 予算があ
            るなかで捨てられずに残り、使っていただける物が理想なんですが、 その一つにあ
            るのがPOST ITではないでしょうか? でも、POST ITって高いんです。  展示会
            用のノベルティの予算って大体100円までが多いですし、 名入れして陳腐にならな
            い商品って少ないなかで、 日本製で名入れして予算内に収まるPOST ITが見つから
            なかったので、 中国で探したような訳であります。  この商品は2年前に製品化し
            ていたので、 前回の通りであれば検品に行く必要もなかったのですが上海の印刷会
            社担当者が 以前の工場から変更すると言うことを聞いておりましたので「ひょっと
            すると」いう 悪い予感があったもので現地まで行ったしだいであります。 2年前は
            POST IT風付箋の生産ラインまで見せてもらって安心していたのですが、 悪い予感
            が的中したんですね。 検品をしていくうちに台紙の中に4本の付箋が貼ってあるん
            ですが、 台紙を開けると付箋がポロッと落ちるではないですか。 もっと見ていくと
            4本の付箋の幅がバラバラで、台紙の幅が決まっている中で何を間違ったのか、 その
            台紙の幅に合わせる為に付箋の幅を調整しているという、 もの凄い手間をかけてつく
            っているわけです。 不良品でも良品に見せる涙ぐましい努力は感じられるんですが、 
            これを商品として受け取ることも出来ず、やり直しを指示したわけです。 ダメ出しを
            しても、こう手直しをするからどうだとか、 あの手この手で気の弱い私を揺さぶって
            来るのですが、それを認めず、 最後は2年前に生産した工場でやり直す事で決着した
            しだいであります。  発注した上海の印刷会社は優秀で日本の印刷物も常時受注して
            いる会社です。 ハイデルベルグ製UV乾燥機付きの5色機を保有しパッケージが主体の
            印刷会社ですが、 POST IT風付箋の部分は外注になっていました。 社長は台湾系なの
            で台湾系ネットワークの中で仕事をまわしながら面子をたもつのは良く理解出来ます。
             その会社の社長は自身のネットワークの中でまわした会社ではやり直しをしても無理
            だと言う判断をして、 以前の製作した会社にもう一度発注したと思います。  
            面子の問題で、両方に支払っているのではないかと推測しています。 中国で仕事をし
            ていく中で、この面子というなかなか日本人には理解出来ない部分がうずまいているん
            ですが、 この奥深さが一筋縄ではいかないところを感じました。


               



             上海のファッション考察  

            仕事関係のことはこれくらいにして、 上海の女の子のファッションセンスが2年半前
            に比べて格段に欧米化されて来たと言うか、 シンプルに良くなって来た点ですね。 
            以前だと何かしら装飾物がついていて、それが無かったら素敵なのになぁーと思って
            いたのに、 見事に様変わりしておりました。  そもそもモデル体型の娘達も多かった
            中で、シンプル、モノトーンでコーディネイト しているとカッコよくってオヤジ目線
            で見とれてしまっておりました。 上海の一部の地域だけかもしれませんが、 富裕層の
            成金化ではない価値観の変化が始まっているように思えました。 これは楽しみです。



            年賀状 個人

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              新年あけましておめでとうございます。

              個人の年賀状です。
              年賀状の写真は4月に上海に行ったときに撮りました。
              京都のカメラマンに言われたのですが「寄りが甘い」って。
              遠くから遠慮気味に撮っているからでしょうね。
              プロが見ればやっぱし分かってしまうようです。
              前に寄って撮れば、遠くのものと近くのものが平面的にならないのは
              頭ではわかるのですが、そんな風には撮れないもの。

              被写界深度とかライティングそんなものが良く理解できてないと
              3D制作でもよりフォトリアルなものは作れないことが良くわかる。

              3D制作での注意点として薄っぺらなものにならないためにも
              気をつけなくてはいけないことだと思う。

              上海駅から出発する和諧号は新幹線のようだった。

              0
                11月16日(月)から20日(金)まで上海に行っていた。
                上海万博に出展される日本企業の打ち合わせと
                昆山にある印刷会社で打ち合わせがあった。

                展示会等で使用するノベルティを印刷する台湾系の印刷会社で
                デザイン会社が商品化を考える商品の可能性を探る為に訪問した。

                昆山は上海から蘇州に向かって約50キロ程の場所に位置する。
                昆山には日本の自転車部品メーカーのシマノの工場が駅のすぐ近くにあった。

                蘇州、無錫などには日本企業が沢山進出しているが
                シマノが昆山に工場を建設したのは、先見の明があるように思う。

                上海駅から昆山までは和諧号に乗れば20分で着く。
                上海の町中で交通渋滞に巻き込まれれば、
                20分などあっという間に過ぎてしまう事を考えればいい立地だ。

                昆山の印刷会社に10時の約束をしていたので9時02分発の電車に乗った。
                切符の購入は自動券売機で、2等の指定席を購入。15元(210円)だった。



                事前に時刻表を見ていたのだが、快速だと40分から1時間かかるのに
                意味のわからない電車が20分で到着するようだったので、
                訳がわからず早いほうがいいって言う感じで購入したのだった。



                電車の乗り方は、駅の列車毎の指定待合所で待機して、
                発車時間前にホームに誘導されるのは今までの乗り方と同じだった。
                ホームに下りてびっくりしたのだが、日本の東北新幹線そっくりの車両が停車していた。







                車内に入って、これはどう見ても新幹線。



                昆山までは20分で着いたが、車内には速度表示があって204キロを表示していた。





                リニアモーターカーならいざ知らず、中国の電車のイメージってこんなモノだったから
                普通料金で指定席で新幹線で15元。
                これはお得です。



                駅横の公衆便所前から撮影



                帰りもこの電車に乗ったのだが、一応指定席。
                日本の新幹線のように自由席というものが無く全席指定席だったような気がする。
                駅のホームに何号車はどの辺に止まりますと言う表示が全くないので
                座席番号が書いてあっても、本当に指定の車両がここに止まるのかは
                殆どの人にはわからなくって、止まって右往左往という事態が発生する。

                全席指定なのにデッキで立っている人が沢山いたのだが
                あとの電車の指定席を持っている人が、早く着きたいために乗っているのかな?
                と思っていた。

                この和鶏号は上海と昆山間はノンストップだから注意しなければいけない。
                上海から南京までは早い電車で2時間10分くらいで行けるようだ。

                中国語が話せないと電車での移動は難しくて大変だが、
                僕は電車の旅が好きだ。



                寝台夜行列車はその後もつづく。長春編

                0
                  以前、田中印刷所のホームページに掲載されている中国関連のなかで
                  「寝台夜行列車の話をしよう」がある。

                  http://www.tanakaprint.co.jp/china/column/sleepingtrain/index.html

                  ここに趙さんという素敵な女性の話を書いておいた。
                  2008年5月の話であったが、
                  今回長春出張の機会に彼女に一年ぶりに合うことが出来た。

                  彼女の仕事は日本企業からのBPO (business process outsourcing)
                  ビジネスプロセス・アウトソーシングをいかにコーディネート出来るかである。
                  放送倫理・番組向上機構もBPOであるが、これは間違い。
                  一年の間に、東京には2回ほど来日していたそうだが、
                  忙しくて会社とホテルの往復だったらしい。

                  僕が長春にいるときに彼女が大連とかすれ違いばかりの一年だった。
                  そんなときに、どうしてますか?って言うメールがきて、
                  ちょうど長春出張が出来て再会出来た次第だ。

                  今回の出張には会社のお客様で団体旅行では体験出来ない中国を見たいという
                  不動産会社社長が一緒だ。
                  滋賀県立大学中国人留学生の徐さんが通訳として同行してもらっている。
                  徐さんは吉林芸術学院専門校を卒業後、デザイン会社に就職し、
                  3Dパースの制作業務をしていたので長春の土地勘もあるし、
                  長春の3D制作会社でのやりとりもスムーズにいく。

                  BPOの会社に勤める趙さんとは、この4人で夕食をしながら合いましょう
                  と言う事で、趙さんの仕事が終わってから、僕たちのホテルまで来られる
                  時刻に待ち合わせた。

                  ロビーでの待ち合わせなのだが、それらしき人がいない。
                  携帯電話で話している背が高くて髪の毛の長い素敵な人がいるのだが、
                  僕の一年前のイメージは小柄なショートヘアの可愛いい人だ。
                  一年のブランクは大きかった。
                  夜行寝台列車では座った姿しか見ていなかったので
                  勝手に小柄な人と思い込んでいたようだ。
                  そして、一年も経てば髪の毛も伸びる。

                  趙さんの車に日本組3名乗車して、東北伝統料理店に移動する。
                  僕が行ったことがあるかを確認して出発。
                  おすすめの料理店はえらく繁盛していて、混んでいた。
                  ロビーで少々待って席についたが、日本のような何人待ちかわかるボードの
                  ようなモノがないから僕らのグループがいつ呼ばれるか気が気でないのだが
                  無秩序の中の秩序というのか、混沌とした中でもほぼ順番通りであった。

                  食事ではメニューをみて好きなモノを頼んでと言われるのだが
                  これを食べたいというモノもそんなになく、いつもお任せしている。
                  いままでは料理を決めるのはおじさんばかりであって、
                  若い女性がオーダーするのは初めての経験だった。
                  サラダとかヘルシー系の料理が中心でおじさんがオーダーするのとは
                  ちょっと違って新鮮であった。

                  趙さんは3Dに興味があるらしく、話題と言えばほとんど仕事の話が中心であった。
                  趙さんは現在のポジションは40名の部下を持つマネージャーだそうだ。
                  わずか1年でこのポジションをつかむのは、相当な努力が必要だ。
                  結婚しているが、食事は殆どつくることはない。
                  子供も作る予定はない。
                  夕食を僕たちと食べていて大丈夫なの?って聴いても主人は実家が近くなので、
                  そちらで食べてから戻ってくるので大丈夫なのだそうだ。

                  話題は仕事中心だが、どんな風に部下を管理しているの?って質問に
                  いい加減な僕はえらそうなことを言えないので、不動産会社社長にお任せして
                  聞き役に回っていたが、心理学も勉強しつつ組織の成績を上げる努力を
                  しているのが良くわかった。
                  思うに、趙さんの日本留学時にアルバイトをし、帰国後日系企業で秘書をした
                  経験が生きていると思っている。
                  日本式管理体制はその中にいると気がつかないかもしれないが、
                  組織を活かすという点についてはいいのだと思う。
                  彼女が日本式管理を経験したことが、個人主義の中国人社会の中で
                  生きているのだと思う。

                  日本の会社に勤めた中国の人はよく働く。
                  これだけ頑張ってくれたのだから、中国進出したときにはその会社の経理の
                  ポジションをあたえられたが、日本の働きようとはほど遠い仕事しか
                  しない人を沢山みてきた。
                  トップに上り詰めたら、働く必要を感じず、そのポジションの維持に努めることとか、
                  自分の利益を追求するようなことも、よくみる。

                  趙さんの目標はもっと高いところにあるだろうし、
                  いろんなキャリアをつんで、どのポジションにいても上をめざして欲しいモノだ。

                  滋賀県立大学中国人留学生の徐さんは女性だが、
                  趙さんをみて大学卒業後の姿を想定できたようだ。
                  3D制作会社の総経理は35才の女性だし、
                  それらの人と話してかなり刺激を受けたようだ。
                  日本に留学して将来のことを考えると、不安になってしまっていたらしくて
                  出来る女性達との会話で自分が今後どうすればよいかが、おぼろげながらでも
                  みえてきたと言っていた。

                  今度、趙さんにはいつ会えるかわからないが、お土産には会社で使う心理学系統の本
                  とか組織力の本とかを持って行こうと思っている。
                  渡す前に、まず自分が熟読する必要があるのだが。














                  中国春秋航空は凄いぞ

                  0
                    以前のコスプレ事情にも書いたが、中国春秋航空は凄い航空会社だ。
                    まず何が凄いか。




                    その1 航空機に余裕がなくギリギリの状況で運行している為、
                    何かあったときには、即遅れる。
                    上海浦東空港で7時間待ったが、搭乗手続きをしてないので、
                    お弁当が出るでもなく、アナウンスもなく、ただひたすら待つのみ。
                    ようやく乗れたものの、待たせたお詫びもなく、あっけらかんと
                    普通のフライトだ。

                    その2 最初に小さなミネラルウォーターが出てきて、これがお詫びの
                    しるしと思ったが、とんでもなかった。
                    飛び立って、しばらく経ってようやくジュースが配られるのかと思いきや
                    これが有料らしい。
                    おまけに食事(パンらしきもの)も有料のようだ。
                    皆さんこの飛行機に乗り慣れているのか、暴動が起きる様子もない。

                    上海から長春まではほぼ3時間のフライトである。
                    これは上海から関空に行くより時間がかかる。
                    こんな調子で3時間我慢するのか。いいや乗るまでを合わせれば10時間だ。

                    その3 この飛行機にはファーストクラス、ビジネスクラスの席はない。
                    すべて、エコノミー。



                    座席は6Bだったので前の方だったが、またこれが災いだった。
                    飛び始めて1時間くらい経った頃であろうか?
                    客室乗務員が一人前で、免税品を売るように送品を説明し始めた。
                    MP3付男性用腕時計。中の部品は日本製で安心なうえ性格無比。
                    さぁーこれがたったの300元。買わない手はないよお兄さん。
                    手な具合に始まったのだ。
                    中国語が理解できなくても、言っていることは何となくわかる。
                    客室乗務員のイメージは吹っ飛び、ジャパネット高田テレビショッピングの
                    航空機バージョンだ。
                    後ろの客にはよく見えないから、他の客室乗務員がMP3付男性用腕時計を持って
                    忙しく見せに回る。
                    春秋航空の客室乗務員は客室乗務員らしいことは一切せず、販売乗務員である。
                    ミネラルウォーターを配っていたときの顔とは表情が違う。
                    思うにこの航空機ショッピングの営業成績が彼女たちのインセンティブになって
                    いるようにしか思えないのだ。
                    その次は、バイブレーター付空気枕。100元
                    こんなのが延々と続き最後の方は私が使っているこのスカーフ。
                    しわにならないし、エレガントで奥さんのお土産にいかが?
                    値段を忘れたが、結構おじさんが買っていた。
                    ここまで来ると、催眠術にかかった患者のようなものである。
                    最後は春秋航空の飛行機のプラモデル。
                    魂を奪い取られた私は手にとって危うく買いそうになってしまった。
                    ほぼ、45分この時間が続いた。
                    音楽を聴く、本を読む。これは許されない。と思ってしまうほどすさまじかった。

                    大体、普通に上海から長春までのチケット代金は1800元くらいだそうだ。
                    それを格安の540元で買ったものだからこんな目に遭ってしまった。
                    怖くて、トイレに行っても20元なんて事になりそうで行けなかった。

                    しかし、この春秋航空の経営者は偉いと思う。
                    料金を安くしても、利益の出る方法は何であるかをちゃんと考えて
                    従業員にやらせている。
                    大変な目にあったが、何かここまで徹底されると逆にすがすがしくも思える。

                    常識にとらわれていると新しい発想が出てこないのだと思う。
                    これは、カルチャーショックだった。

                    中国国内線の旅は春秋航空ですよ。

                    中国長春コスプレ事情

                    0
                      4月10日(金)から16日(木)まで上海・長春の出張だった。
                      上海はほぼ2年ぶりで、猛スピードで変化していく上海では
                      2年の歳月はいろんなものを変えていた。
                      まず、女性のファッションセンスが格段に良くなったこと。
                      中国らしさがなくなり、欧米風にシンプルなデザイン
                      シックな色合いのファッションに変わっていたことだった。
                      良く行く大連とか長春ではそんなことを思ったことはないのに
                      さすが上海である。

                      関空から上海航空の午後便に乗った為、その日に長春まで行ける
                      格安航空チケットが手に入らず、上海に宿泊。

                      翌日、お昼前のフライトで余裕を持って浦東空港まで行ったが、
                      乗る予定の春秋航空便が昨日からの遅れで、まだ到着しておらず
                      搭乗はいつになるのかわからないと言うことであった。
                      結局、浦東空港で7時間待って長春に飛び立ったが、
                      この日に予定していた仕事は全部キャンセルになってしまった。

                      次の日の日曜日は打ち合わせのつもりだったのだが、
                      先方からコスプレ大会の審査員をして欲しいと頼まれ、
                      打ち合わせはどうなるの?と思いつつも打ち合わせのメンバーが
                      コスプレの方に関わっていれば、出来るわけもなく
                      相手の都合に合わせて、この大会が終わってからにしましょう
                      と言うことになってしまった。
                      まぁー、こんな経験は日本で出来ないし、寝なければ時間はある。







                      採点基準の説明を受けた。
                      1、原画と比べてどれだけ忠実に衣装、メイク等が出来ているか?
                      2、ストーリーが良くできているか?
                      3、音楽のマッチング、選択は良いか?
                      4、総合的にバランスが取れているか?

                      1、について日本のアニメは殆ど知らないので判断のしようがない。
                      2、3,4については見ればわかるので自分なりに判断して、採点をした。



                      舞台裏の練習風景。午後の部に出場するチームがお昼休みに練習をしていた。
                      セーラームーンか?



                      メイク風景も覗かせてもらった。(審査委員特権?)





                      他の審査委員から高得点を取っていたチーム。長春の大学生達。
                      お金がかかってます。
                      日本と比べるとどうなんだろうか?





                      これはゲームのキャラクターなのか?アニメのキャラクターなのか?
                      決めのポーズはなかなか良かった。
                      音楽は日本語であったから、この原作の主題歌なんだろうか?
                      15チームほど出場したが、ほとんど日本語の音楽だった。



                      セーラー服に弱い年代。自然と採点は甘くなる。





                      花魁のストーリーで親が生きていくために女の子を売って
                      遊郭で花魁まで上り詰める。
                      そこに母親が現れ、再会出来るが花魁を辞められるわけがなく
                      母親は捕らえられ、殺されても花魁として生きていく
                      と言うような悲しいストーリーは良くできていた。
                      音楽は後で教えてもらったのだが、ALANという四川省出身の女性が歌っていた
                      「明日への讃歌」という曲らしい。
                      レッドクリフ2の主題歌も歌っているらしい。
                      ストーリーと曲も良くあっていて、僕は一番良い点数を全チームの中でつけた。







                      真ん中に立っている白いコートを着た女性が中国コスプレ界のカリスマで北京から
                      来たようだ。秘書らしき女の子を従え、あれこれ指示をしていた。
                      宝塚スターのような感じで、コスプレに興味のある女の子からは
                      一緒に写真を撮ってもらったり、サインをねだられていた。





                      優勝チームの記念撮影



                      出場15チームの演技時間は大体10分から15分。
                      曲に合わせてポーズを決めるだけのチームから
                      舞台作りまで凝って、演出もすばらしいチームまで様々であった。
                      日本の文化が中国でこんな形で展開していることに驚いた次第だ。
                      3D動画を制作していると、最高峰はハリウッド映画だし、コンピューターゲームだし
                      その延長線上に、このコスプレも関わって来ている。

                      ここの主催者は当社の取引先。
                      この総経理はコスプレ雑誌を発行したいようだ。
                      当社は印刷会社でもあるので、協力して欲しいと言われている。

                      次の日に花魁チームの女の子達を見かけたが、ごく普通の女の子達であった。
                      コスプレで舞台に立つと言うこと、それは普段とまったく違う人物になれる日だ。
                      日本と社会制度が違う中で、形態として同じコスプレでも
                      中国のコスプレの中身はおそらく日本のものとは違うんだろうなぁー。

                      もっと中国関連のお話しは
                      http://www.tanakaprint.co.jp/china/index.html



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